ONE NIGHT STAND~木村充揮 on stage~
昨日の夕方、患者さんが帰り際に「先生、憂歌団てお好きですか?」
「いや、好んでは聴きませんが、でも解散してるでしょ?」
「そうなんですけど、木村さんが今夜奈良に来はるんです」
ということで、仕事終わってから行きました。
僕は特に用事がない限り人のお誘いを断ることはありません。
うちの家と近鉄奈良駅はさんで反対側、東向北商店街にあるライブハウスです。
商店街を歩いていると、「奈良女子大入学おめでとう」の横断幕がありました。
実はその商店街の突き当たりに奈良女の正門があるんですね。
49歳の僕にはただの4月8日ですが(そう言えば釈迦君の誕生日だったかな)、頑張って受験勉強して無事合格し、本日入学式を迎える18,9歳の女の子達にとっては特別に嬉しい日なんだなと思いました。
そしてそう思える自分がちょっとエエ感じでした。
おそらく若い人は憂歌団もそのヴォーカルだった木村充揮(あつき)さんのこともご存知ないかもしれません。
ナニワの誇るブルースバンドで、今はグループは解散し木村さんがソロ活動をしていますが、その下町丸出しの風貌と独特のハスキーヴォイス(というかダミ声)でその人気は不動のものであります。
奈良のことであまり前売りは売れていないと聞いていたのに、行ったらすでに満席で、まだこれから10人は来るとのこと。
テーブルに着くことはできず、丸椅子を後ろの方に置いて腰かけてました。
僕を誘ってくれた患者さんは、すでに一番前でええ調子で出来上がってます。
まあ、ライブはメチャクチャ面白かった。
良かったのは良かったのですが、面白いという方が的確。
だいたいね、歌と歌の間に歌手が酒飲んで、タバコ吸います?ふつう。
故世良譲(ジャズピアニスト)はアル中だったので、いつもピアノの上に酒が置いてありました。
一緒に組んでいた名ドラマーのジミー竹内さんもアルコール好きだったそうです。
僕の大学のサークルの先輩がプロのベーシストで、一時トリオに入っていたのです。
どんなバンドじゃ。
でもね、木村さん、楽器じゃなくてヴォーカルです。
酒はいいとして、タバコて。
それもね、ライブが始まると場内禁煙になって灰皿回収されるんです。
客席からブーブー文句が出てました(そりゃでるわ)。
おそらくなんかの水割りを全部で3杯飲んだかな。
途中、お客さんがトイレに行ってる間、タバコを一服して待ってるんです。
でも、それ以外は歌い続けのギター鳴り続け。
いや~、凄かった。
もちろん大阪は天王寺の生まれですから、普通に進行しません。
笑いあり、マジありのです。
客の反応に応じて、すべて適当に変幻自在。
自分の持ち歌ですら、途中で歌詞変えちゃいます。
お客さんの方が「え、そんな歌詞と違たで!」(笑)
英語のなんやわからん歌も(本人談)演歌もポップスもなんでもありです。
でも声は全部あの調子(笑)
最後は「上を向いて歩こう」を皆で大合唱。
おそらく木村さんなりのメッセージだったのでしょう。
アンコールでは女性のお客さんのリクエストで「君といつまでも」
気がついたら2時間半があっという間でした。
やっぱり、ライブはええわぁ。
あ、僕を誘ってくれた患者さんはライブ中も延々とEarly Timesのロックをおかわりし続け、最後はヘロヘロになって僕にハグしてこられました(笑)
明日は第71回桜花賞。
3歳牝馬限定 阪神芝1600m G1
あらゆる競馬ファンにとって桜花賞は特別です。
これから始まる春のG1シリーズに血沸き肉踊る感覚。
今夜の花見の心配はしなくとも、桜花賞当日の阪神競馬場の桜の咲き具合だけは気になります(笑)。
一番人気に支持されるであろう馬は直前で故障。
出馬表を見ても、分かる人には分かるなかなか面白い枠構成になっています。
主催者は7-7のゾロ目をいかにもという感じで匂わせていますが・・・。
そうはイカのキン〇マ。
今のところ僕の一着指名は・・・4枠⑧番の馬!!
でも一切責任は負いません。
予想変えるかもしれんし(笑)
しかし、しかし、僕は明日インプラントのセミナーに出るのでライブで見れない。
残念!!
どこの世界に競馬の予想書くスピリチュアルブログがあるというのでしょう。
しかも僕、歯医者やし。
信頼、無くすわぁ(笑)
2011.4.9