ホームページの意義 ~真の繁栄とは?~
サイドメニューに似たようなタイトルがありますが、内容は全然違います。
と、この一行書いただけで昨日はフリーズしちゃたんですね(笑)
昨夜ほとんど書き終わった時に、全部あやまって消しちゃいました。
なんでこの記事がこんなに難産なのかよくわかりませんが。
ホームページの目的は自分の情報発信にあり、それが必要な人に届くようにということです。
発信しっぱなしじゃつまんないですから、やはりどういう情報が必要とされているかということを考える方がいいのでしょう。
でないと反響ないですからね。
検索してくる人が欲しいのはあくまでも情報であって、きれいな写真や動画であることは稀です。
そしてスピードも重要。
僕なんかはトップページがかったるい動画だったら、すぐPC右上のペケポンをクリックします。
歯科のHPを例にだしますが、これを自分で作るとなると大変だし、だいたい多少PCに詳しかったとしてもどうしたって素人が作った感が否めません。
だからプロの業者にお願いすることになるのですが、これが魑魅魍魎の世界。
値段も内容もピンキリです。
かけようと思えばいくらだってお金かけられるし、実際審美歯科の先生で100万とかの単位でHPを作っている方もいらっしゃいます。
きれいな動画をたくさんいれると、業者によってはそれだけの請求がきます。
しかし、先ほども言いましたようにHPで大切なのは情報なのであり、そういうからには当然次々新しいものを更新できないと話にならないわけです。
この更新をする際に、通常また業者にお願いしなければならない所が多いのです。
自分のところのスタッフにPCに詳しい者がいれば、それ専属にしたりする医院もあります。
いずれにせよ院長がサクッと新しい情報をアップしようとしても、素人が手を出しにくいHPのシステムが非常に多くて、だからHPとは別にアメーバブログみたいなのを立ち上げている人が多いのです。
これだと、いくら高いお金をかけてもすごく費用対効果が薄くなり、それが今のHP業界の現状です。
そもそもそれらを作成している業者は歯科の世界の素人であり、単に自称WEBデザイナーがやっているだけなので、正直言って歯科医側からするとたいていロクなもんじゃありません
そこで、それらの問題を解決するべく新潟のある歯科の先生が、僕が委託しているブログ・de・デンタルというのを起ちあげられたのです。
まだまだシステム的に向上中ですが、これの何が素晴らしいかというと、すべての構成を院長が自分でやれる点にあります。
一番最初のひな型だけはプロに作ってもらいますが、あとは適宜自分でメニューや記事を増やしていけるし、レイアウトだって変更できます。
僕のようなPCじぇんじぇんダメな人間でもできるんだから、普通の人は絶対にできます。
名前の通りブログを書くような手軽さでホームページを作れるよ、というのが売りなんです。
携帯でメールが打てるんだったら、誰でもできる、まさにその通り。
今で当HP立ち上げて約1年半になりますが、このブログ部分をほぼ毎日更新しているため、全体とすれば莫大な量になりつつあり、今後も増えていくでしょう。
例えば昨日であれば、合計450人からのアクセスがあり、1200ページ超が読まれています。
おそらくいくら人気の歯医者でもここまで読まれるHPはないんじゃないかと思います。
それが新患の獲得にいまいちつながっていない点が、ここの可愛らしいとこなんですけどね(笑)
「治療は他所で受けますから、ヒーリングだけお願いします」って、
いやあんた、そんな失礼な!(大笑)
さて、今も言いましたように通常HPは情報発信なんですが、それを経営戦略に組み込むわけです。
要するに他院との差別化ですね。
当院の方針は〇〇〇。
患者様のことを〇〇〇。
最新式の〇〇を導入し、常にスタッフ一同笑顔で・・・・
み・た・い・な
院長の子供の時からの生い立ちを語り、今歯科医としてどうありたいかを熱く語る先生もいらっしゃいます。
また、他院では普通こういうやり方をしますが、当院ではここまでこだわっています、とかね。
どれもこれも僕から見たら笑っちゃう内容ばかりです、別に馬鹿にするつもりはないけれど。
大切なのは情報であり、もちろんインプラントの治療費を調べたいとか、レーザー治療をしている所を探しているとかあるでしょうから、それらのことも大切だとは思います。
しかし最終的にそこの医院を選ぶかどうかというのは、やはり院長の人柄じゃないでしょうか?
そういう目線で見ていくと、どのHPも非常にご立派な院長先生ばっかりいて、迷ってしまいます(笑)
つまりね、真面目な歯科医としての側面だけだされても、そんなものはたいていどの歯医者もほぼ共通しているので、こちらとしては選択の基準にならないということです。
「当〇〇歯科では、もうこれ以上あなたの歯を削りたくありません。だから予防に力を入れて、患者様の笑顔を支えていきます」
こんな文章誰だって書けるし、実際みんなそう思って診療してるんだって。
僕が言いたいのは、何もここまで院長が丸裸になるようなブログを書く必要はないけれど、もっとその人の生地や個性がわかるような情報発信のしかたをすればどうだろうということです。
その上で、「この先生にかかってみたい」と感じて来院されますと、すでにその先生のことを初対面であるにもかかわらず知っていて、なおかつ信頼しているわけですから、前にも書いたように治療が非常に成功しやすくなるという大メリットを生むのです。
多くのHPは少しでも検索上位にランキングされるように工夫されています。
いわゆるSEO対策なのですが、こんなこと誰だってやるわけです。
たとえば「奈良市 歯科 インプラント」とかで検索した時に、第一位に表示されるように頭をひねるのです、普通の先生は。
仮にそれで自院のインプラントの患者さんが激増したとしましょう。
収入もウナギ昇りですから、広告宣伝費など十分に回収しています。
ところが、そのお蔭で自分の周囲の歯科医院のインプラントによる収入が伸び悩みました。
これはその勝ち組の医院にとって真の繁栄と言えるのでしょうか?
というのが、本日のお題。
あ、ちなみに「2012年問題の真実」でグーグル検索されると当HPはトップにきますし、「ワンネスとは」なら2位に表示されます(って、いいのか、それで?笑)
今日午後から大阪のヒルトンで、当院で使用しているITIインプラントの新製品の説明会が開かれるため、それに参加してきます。
僕にとっては、インプラントも大切な治療手段だし、MTコネクターも大切な武器です。
どちらが優っているとかじゃなく、ケースにより使い分けというごく当たり前の話なんですが、何かにハマると他のものは全否定したがる人が多くって困ったもんだ。
ということで、この続きはまた明日。
NHKマイルカップ、頑張りましょうね(笑)
2011.5.8