一人芝居
先日初めて一日のアクセス数が500を超えました。
このHPのシステムを立ち上げた先生は「500を超えるとようやくHP経由での新患さんが来られるようになりますよ」とおっしゃていました。
そのあたりから当院には個人セッション(ヒーリングとディクシャ)の依頼が目立つようになりました。
HPの内容が内容なので仕方ないのでしょうが、う~ん、これは本当に良いのだろうか?
できれば「先生、お金も時間もどれだけかかってもいいから最高の治療をしてください」というような人が現れて欲しいと願うのでした(笑)
さて、セッションの依頼を申し込まれる方は異口同音に「一度、先生に会ってみたい」と言われます。
これだけプライバシーもへったくれもない位に丸裸になるようなブログ書いてるのに、会ってみたところで書いてある通りの人ですよ~。
で、お越しになってから言われるわけです。
「やっぱり思った通りの人だった」
・・・・せやから、最初からそう言うてるやんか(笑)
ま、別にいいんですけどね。
ヒーリング、ディクシャ大歓迎です。
本日は昨日お越しになった方のヒーリングが終わった時点でお話した例え話をご紹介します。
まあ、その方に限らず皆さん、様々な人間関係のしがらみを抱えていらっしゃるわけです(僕も)。
現状がどうにかならないかと相談されたところで「そんなものなりません」とハッキリ申し上げます。
今をやり切るしか次へ進む手段はないのです。
あなたは舞台に立って劇を演じている主役です。
あなたの仕事も家庭もそこに関わるたくさんの人々も、すべて舞台上の大道具小道具に過ぎません。
すべては単にあなたの人生の舞台設定でしかないということです。
今は人を道具に例えましたが、共演者が数人同じ舞台にいたとして、彼らはあなたの言動に対して何らかのアクションを返してきます。
あなたがそこに立木のようにつっ立っているだけなら、彼らはあなたを無視するでしょうし、あなたが主役なんだからそのドラマは話が進みません。
そこのドラマを動かすきっかけはあなたでしかないのです。
なぜかと言うに、この舞台設定を作ったのはあなただから。
すべてあなたの意識が作り出したのです。
そのドラマはあなたが誕生したところから始まりました。
ここでの誕生というのは、お母さんのお腹に宿ったことをさします。
いいですか、お父さんとお母さんがSEXをしたからあなたが生まれてきたのじゃありませんよ。
あなたがそのお母さんのお腹に入ると決めたから、あなたは生まれてきたのです。
つまりあなたの人生はあなたの意思から始まっているということ。
そこから先はすべてあなたのアクションに対して周りが返しているだけの話です。
ここを勘違いしないように。
主役はあなた、周りはすべて脇役。
そのドラマのタイトルはね、あなたの名前(苗字ではない)そのものです。
その名前の意味するところの反転が今の舞台設定になっています。
不幸を通して幸せの意味を知るみたいな感じ。
このドラマの面白いところは、台本がないということ。
台本見ても何も書かれていません。
まっ白白助。
しかしあなたが何らかのアクションを起こせば、すぐさま周りの人々は反応し、いろいろと面倒くさいことを言ったり感情をぶつけられたりします。
これメチャクチャ鬱陶しいわけです。
そこであなたは周りの反応を操ろうと考えます。
つまり自分にとって心地良い反応を返してくれるように、自分の台詞や演技を変えていこうとするわけです。
ところがね、これ自然にできるようにはなっていないんですよ。
困ったことに、あなたには特定の変えようのない性格というのが与えられていて、無理にそういう風に起ち振る舞うと、かえって不評を買い今まで以上のきついしっぺ返しをくらうことになります。
だからあなたは自分の性格通りにしか演じられないし、そうするべきなのです。
だってね、そうじゃなけりゃ、観客はそのドラマを見ている意味がなくって、隣の劇場へ行っちゃいますよ。
照明は自分にしか当たっていません。
客席に誰がいるのかわからないけれど、客席からはあなたしか見えないのです。
そう、あなたは一人芝居を演じているのですね。
よくインナートリップ(自己の内面への旅)てなことを言いますが、客観的に自分の人生を今言ったような感じで見てごらんなさい。
あなたは客席に座っていて、あなたが舞台で一人スポットライトを浴びてああだこうだやっています。
しかし他の共演者は客席にいるあなたからは見えない。
それは舞台にいるあなたにしか見えないのです。
さあ、普段の行動、先週のわたし、あの人といる時のわたし、周りはすべて切り取ってしまってあなただけを見てみたら・・・・
ほら、ちゃんとタイトル通りのドラマを演じているのがお分かりでしょう?
実はあなたは名優だったというお話。
そしてそのドラマを演じられるのは、あなたしかいないというわけです。
何だかうまいこと言いくるめられてる気がするけれど、ずっと演じ続けていくと・・・・
ようやく舞台が暗転して次のセットに移るのでした。
そこで、あなたはより勇敢なチャレンジャーとなる。
より高度な演技が要求されることでしょう。
そうやってあなたは演じ続ける。
カーテンコールまで。
そこまでいってはじめて、舞台全体が照らされ共演者が皆手をつなぎながら、笑顔で客席に向かって挨拶するのです。
客席に座っているのは?
へっへっヘっ。
実はやっぱりあなた一人なのでした。
オワリ
2011.6.26