おそらく4日もブログを更新しなかったのは初めてでしょう。

長女の藍がお世話になっている福井県美山町近くのコミュニティに泊まりがけで行ってたからなのです。

インターネットどころじゃない、テレビはあるけどビデオしか映らないようなところです。

その話は明日。

 

失われた日本人の心。

僕がすごく感じることのひとつは礼節です。

それも若い人のことじゃありません。

50代より上の方々です。

この人たちが子育てしたんじゃ、そりゃ若い人が礼を知らなくて当然。

不思議なことにこの礼節というのは、教わらない限り知らないという性質のものです。

だから大人が自分の子供に教えなきゃなんないのです。

 

このホームページでも下のアドレスから色々メールを頂きますが、相談事をされているにもかかわらず自己紹介すらないことも少なくありません。

何も本名を書く必要はないですが、ちょっと常識ないんちゃうの?と思うこともしばしば。

それでも一応丁寧な返事を心がけていますが、そのことに対するお礼のメールがくることも少ないです。

一事が万事この調子。

 

患者さんでも携帯の着信音が鳴るなんてのは当たり前で、そこで話しこまれる人だっています。

皆さん一見、普通の常識ある人ですよ。

予約を忘れていて無断キャンセルしても、次の来院時にスミマセンでしたの一言もない。

何度も言いますが、僕より年上の人でそれなのです。

いったい、何を考えてんだ?と思うわけです。

 

これは想像でしかありませんが、大学紛争時に当時の学生たちは大人たちの作った様々な既成概念に反抗しました。

そして結局は力の前に屈して、最終的にはその既成概念の中で生きていったのです。

その中で日本人として守るべきものを守らなくても良い、という風になっていった部分があるのかもしれません。

それが僕が今言うところの礼節を忘れた日本人なわけです。

その人たちが結婚し、子育てをしたらどうなるかは明白。

 

さて、上の話はあくまでも付け足しでして、本当に言いたいのは次のこと。

お茶です。

お客様にきちんと淹れたお茶をお出しする。

この行為が忘れられて久しい。

すべてペットボトルの屑茶のせいです。

皆さん、ごく一部の良心的かつ並じゃない努力をされている農家を除き、一般的にはどれだけ膨大な量の農薬が茶葉に散布されているかご存知ですか?

数ある農作物の中でも、お茶は特に散布量が多いのです。

 

何かしらの会議がある。

テレビ見ていてもわかりますが、そのテーブルに置かれているのはお茶のペットボトルです。

今どきヤカンとか急須と湯呑み茶碗など滅多にどころじゃない、一切見ません。

僕たちが研修会に参加して、お弁当が出されても横についているのはペットボトルか紙パックのお茶です。

僕も学術委員で研修会を主催する側にもなることがあるので偉そうには言えないのですが、それが当たり前になってしまいました。

 

お茶の淹れ方をきちんと知っている人が今どれだけいるでしょう?

使用する茶葉に合わせたお湯の温度。

蒸らす時間。

湯呑みに淹れる順番を考えてすべての湯呑みのお茶が均等な濃さになるようにする。

こんな日本人としての常識が今や常識ではなくなりました。

 

お茶を淹れるという行為はもてなしの心です。

相手のことを思いやる気持ちです。

ですから嫌な人に淹れる時はどうしても苦くなります。

 

どうしてこうなったかというと、今は死語となった感のあるウーマンリブの運動からでしょうね。

会社は女性にも仕事で活躍できる場を提供しなければいけない。

そのためには女性だというだけで、茶汲み係を言いつけられるのはおかしい。

お茶を淹れる=女性差別だというわけです。

女性がお茶を淹れた方が良いと僕が思うのは、その女性特有の優しさ柔らかさがお茶をより美味しくするからで、また女性が淹れる姿の方が美しいからです。

男がそれをすると、気持ち悪いよね。

それが性差別と感じるなら、こりゃもう感性の違いでしてきっと相入れないでしょう。

それと女性の仕事の能力とは全く別個の問題だと思うのですが。

 

これは明日も話す予定だし、今までも書いてきていることなんですが、現体制に反対する、アンチ〇〇をやるというスタンスからは、結局幸せな未来は生まれないということなんですな。

 

本日は終戦記念日ですが、奈良では大文字の送り火、春日大社の万灯籠が行われます。

燈花会は昨日が最終日でしたが、最後にその様子を。

興福寺燈花会.jpg

興福寺、52段の階段から五重塔を望む。

写真の撮り方がまずくて、

暗くてよくわからんかな?

燈花会2011 007.jpg

満月の下の浮御堂

実はここに写っている燈花器はすべてボランティアをやっていた妻とフウと慧がロウソクをつけたものです。

浮御堂の中には一般の人は入れないので、そこで作業している妻たちは注目の的だったそうです。

妻曰く「もうちっと、ええもん着てくりゃ良かった」

2011.8.15