落し物
この17、18日の両日は千葉県成田市で行われた「地球人のためのスピリチュアルレッスン」合宿サマーキャンプに参加してきました。
なぜそんな所まで参加しに行くのか?
スピリチュアルオタクみたい。
いえいえ、そうじゃありません。
そのキャンプの模様と参加した理由は後日。
奈良に帰ってみると、保健所から藍に「子宮頚がん予防ワクチン接種のお知らせ」がきていました。
もちろん任意なのですが、このハガキを見て受けに行かれる親子が少なからずいるかと思うと、そしてまだ初潮を迎えて間もない女の子が左腕を出してかようなワクチンを打たれるかと思うと、非常にやりきれない思いがします。
無垢な少女はなにも知らないのに。
さて、本日のタイトルは忘れ物のことじゃありません。
文字通り、落し物です。
もう5,6年前になるでしょうか、近鉄大阪線の山本駅に向かうため鶴橋駅で乗り換え電車に乗った時のことです。
座席の前に吊革持って立っていたのですが、電車が動き出してから肩から掛けていたカバンを網棚に置こうとしました。
その時に手がすべってしまい、そのカバンが前に座っていた初老の女性の膝の上に落ちてしまったのです。
もちろん僕はすぐに謝りました。
何度も謝りました。
で、その女性が言ったのが 「いったいなぁ、ホンマに!」
僕の目を見るでもなく、うつむき加減で本当に不愉快そうにそう言われました。
もう一度謝って、そのまま乗っていたのですが、当然僕の胸の中はムカムカします。
「これだけ謝ってんのに、なに考えとんじゃ」 と思うわけです。
そのムカムカを消そうとして、「僕がこの人の立場やったら、やっぱり怒るかな?」とか「この人はきっと普段でもこんな感じで、あまり楽しくないんじゃないか?」とか、ああでもない、こうでもないと、思考で何とかやり繰りしようとします。
5,6年前の話ですからね。
マインドと知らないうちに大闘争していた頃です。
そんなの上手くいくはずがないんですが、その話はそこまで。
それで・・・・・
つい先日のことです。
僕は電車に乗って大阪から奈良に帰ってくる途中でした。
僕は座席に座っています。
するとある駅で若いサラリーマンの男性が乗ってきて、僕の前に立ちました。
そして持っていたカバンを上の網棚に置こうとしたのです。
僕はとっさに先ほどの出来事を思い出しました。
そしてふと、この男性もカバンを落とすんじゃないかと考えたのです。
よろしいですか?
思考が現実を創り出します。
おまけに今はその現実化のスピードがメチャ速いのです。
案の定、落ちてきました。
男性はえらく僕に謝ってますが、僕は予想していた事態が起こっただけなので、「ああ、全然問題ないっス」と言っただけで腹も立たなけりゃ、怒りも沸いてきません。
むしろ腹の中は大笑い。
え?
何でかって?
言い忘れましたが、落ちてきたのはカバンじゃないんです。
カバンのサイドポケットに入れてた扇子がヒラヒラと・・・・・。
2011.8.19